練習の積み重ねが大切なピアノは、毎日の練習がとても大切です。
ですが、毎日欠かさずピアノに触る事が出来ない方の為に、ピアノ無しでも出来る練習方法をお教えします。
毎日ピアノを練習する事の重要性と現実
「1日練習をさぼると3日分下手になる」というのは、よく使われる言葉です。
それほど、ピアノの練習は毎日欠かさずに練習する事が大切なのです。
ですが、仕事をしながらピアノを習っている大人の方は、なかなか毎日は練習出来ない事も多いです。
お子さんでも他の習い事や塾などで、練習出来ない曜日があったりもします。
だからといって、諦めないで下さい。
せっかくピアノを習いたいのに、毎日の練習時間を確保する事が出来ないからといった理由で、やめてしまうのはとってももったいない事です。
もちろん、音大受験を目指していたり、演奏のプロになりたい方は他の事を犠牲にしてまで、ピアノの練習時間を確保する必要がありますが、ただピアノを楽しみたいだけの方は負担にならない程度の練習時間で、楽しく長く続ける事が何より重要です。
ピアノに触れない日は指の筋トレとストレッチ
ピアノに触れない時には、開き直って指の強化日にしてしまいましょう。
お風呂に浸かりながら、指を閉じたり開いたりすれば指の独立に役立ちます。
これは手の小さい人には特に効果的で、指の独立だけでなく指が広がるようになります。
いくら手の小さい方でも、指は練習次第で広がりますので、弾ける曲の幅も増えます。
また、握力を鍛える為に筋トレグッズを使う事もおすすめです。
その時に注意する事は、腕の筋肉を付けてマッチョになる為のトレーニングとは違いますので、なるべく腕には力を入れずに手の力だけで取り組みましょう。
それを意識するだけで、腕の力を抜いて綺麗な音を出す事にも役立ちます。
ちなみに筋トレグッズは100円ショップでも手に入ります。
あとは、ひたすらエアーピアノです。
テーブルの上でタカタカタカタカと指を動かしてみて下さい。
これが意外と難しいのです。
その時に指は第二関節からきっちりと上げるように心がけて下さい。
そして今弾いている曲をエアーピアノで楽譜を観ながら弾いてみて下さい。
それだけでも、譜読みや暗譜は進みます。
ピアノ無しでも耳と想像力を育てよう
ピアノの上達には、耳で音を聴く力とイメージを膨らます想像力が必要不可欠です。
どんなにテクニックを磨いても、綺麗な音でよい音楽を奏でる事は出来ません。
自分の弾きたい曲のイメージを膨らませ、自分の出す音をきちんと聴きながらピアノを弾く事で、よい音楽は完成します。
その為には、とにかくたくさんの音楽を聴く事です。
自分が弾いている練習中の曲を聴く場合は、色々な人の演奏を聴いてみましょう。
クラシックなら特に、ピアニストによって全く雰囲気の違った演奏が楽しめます。
その中から自分好みの演奏を生み出していけばいいのです。
他にはジャンルは何でも構いませんので、とにかくたくさんの音楽を聴いて下さい。
そう時間にあてる事で、ピアノに直接触らなくても、あなたの音楽性は研ぎ澄まされていきます。
人の演奏を聴くだけで、次に自分が演奏した時になにか違いが出る事もよくあります。
また、音楽を聴く事でモチベーションが上がり、ピアノが弾きたくなります。
その気持ちを大切に練習できる日には、練習できなかった日の分を取り戻す気持ちで、集中してピアノの練習に取り組めるものです。
まとめ
ここでご紹介した通り、ピアノの練習が出来ないからとピアノを諦める必要は全くありません。
毎日の練習が負担になってストレスになる位なら、思い切ってピアノを触らない日を設けて、指の強化やイメージ力の育成の日にしてしまいましょう。
好きな音楽を聴く事はストレス解消にもなりますので、一石二鳥です。
ご自身に合ったピアノの練習法で、音楽を楽しんで下さい!
追伸:おすすめピアノ教材
最後に、”おすすめのピアノ教材”の紹介です。
【ピアノ初心者でも30日で驚くほど上達する練習法
30日でマスターするピアの教本&DVDセット! 海野先生が教える初心者向けピアノ講座】
ピアノ教室をご自身で開いて生徒さんを抱えている先生に、企画・執筆から監修をしてもらいました。
初心者でも楽しくドレミから学べる内容になっています。
これまで楽譜も読めず、楽器を触ったことの無い方でも簡単に理解できるような内容になっています。
DVDの中ではレッスンを細かくしているので、先生の解説に従って練習すれば弾けるようになります。