ここでは
誰もが知っている楽器、
ピアノについて
解説していきます。
ピアノは
学校や公共施設の公民館等でも
よく見かける為、
割と身近な楽器ですよね。
ですが、
ピアノとは一体、
どんな楽器で
どんな魅力があるのかは、
意外と知られていないのです。
そんなピアノの魅力を
徹底的にお伝えします。
楽器の王様と呼ばれるピアノ
ピアノは
楽器の王様とよく呼ばれます。
小学校の音楽でも
そのように教える事もあるようです。
では何故、
ピアノは楽器の王様なのでしょうか？
それには
色々な要因があります。
まず見た目の点から言えば、
グランドピアノの大きさです。
ヴァイオリンやサックス、
ギター等と比べると
その大きさは一目瞭然ですよね。
大きなコンサートホールのステージに
堂々と置かれているグランドピアノは、
それだけでも圧巻です。
また、
ピアノは1台で
色んな役割をする事が出来ます。
簡単に言うと
メロディと伴奏両方を
奏でる事が出来るのです。
ヴァイオリン等の弦楽器や、
クラリネット等の管楽器は
基本的にはメロディ楽器です。
したがって、
演奏する際には
伴奏となるピアノが必要になります。
ピアノの場合は
それがいらないので、
1台で色んな音楽を
演奏する事が出来ます。
もちろん
他の楽器とのアンサンブルも
楽しめます。
ピアノは何楽器？
楽器というのは、
弦楽器・管楽器・打楽器等と
大きくジャンル分け
される事がありますが、
一般には、
ピアノは鍵盤楽器と
言われています。
ですが、
ピアノには
弦が張り巡らされています。
鍵盤を押さえる事によって
ハンマーが弦を叩く事で
音が出ます。
なので、
実は弦楽器の要素も持っています。
更には、
ジャズピアニスト等は
鍵盤を弾くのではなく
叩くようにして、
音を出し
パフォーマンスをする事も
少なくありません。
そういった意味では
打楽器の要素も持っています。
このように
ピアノは1台で
多彩な音色を
作り出してくれます。
1台でも、
他の楽器とのアンサンブルでも、
オーケストラでのソリストとしても
色々な場面で、
色々な役割を果たして
大活躍してくれるのが
ピアノです。
ピアノの最大の魅力
これは
どの楽器にも言える事ですが、
ピアノは生の木で出来ています。
その為、
湿度や気温によっても
出す音色は変わってくるのです。
それは長年連れ添った
自分のピアノだから分かる事ですが、
“ピアノは生きている“
と感じる事が出来ます。
不思議と
自分のその時の感情によっても、
音色は変わってきます。
実際に生徒さんの演奏を聴くだけで、
時には、
「今日元気がないな？」
「何かいい事があったんだな」
という事を言い当てる事が出来ますし、
また逆に、
自分の家族や恩師は
私の演奏を聴いただけで
「元気ないけど、何があった？」
と聞いてこられる程です。
長年弾き込むと、
鍵盤も自分の指に
馴染んできます。
持ち運べる他の楽器と違って、
自宅以外で演奏する時には
備え付けのピアノで
演奏する事になるのですが、
1台1台鍵盤の重さや、
音色、
ペダルの踏み心地は
異なります。
考えようによっては、
自分の演奏を
人前で披露する時には
自分の楽器の出番が無いので、
淋しい気もしますが
外で他のピアノを弾いた後に、
自宅で自分のピアノを弾くと
戻って来たと実感できるような
何とも言えない安心感があります。
きちんとメンテナンスさえしておけば、
弾き込めば弾き込む程
自分好みの音が出せるようになる、
一生の相棒となってくれるのが
ピアノです。
まとめ
ピアノの魅力について
ご紹介してきましたが、
いかがでしょうか。
これを機会に
少しでもピアノに
興味を持ってもらえたのなら、
これほどの喜びはありません。
楽器はどれも
敷居の高い物に感じてしまいがちで、
その中でも特にピアノは
とっつきにくい感じを
持たれがちですが、
実際に弾いてみると
誰にでも音が出せる素直な楽器です。
こちらの力加減に
しっかりと素直に応えてくれ、
色々な音色を
響き渡らせてくれるのです。
そんなピアノの魅力を
分かち合える方が一人でも多く
増えてくれる事を願っています。
