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モーツァルトのお薦めアリア・コレクション①

オペラ

小学生も大人も誰もが知るクラシック作曲家といえば、バッハ・ベートーベン・モーツァルトがあげられることが多いです。

彼らは後世に残る様々な曲をつくっています。

その中でもモーツァルトはオペラの作品も数多く作曲しています。

今回はモーツァルトのオペラから私がおすすめするオペラアリアを紹介します。

今回は「魔笛」と「フィガロの結婚」のふたつのオペラに絞って選びました。 

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超絶高音!人間の声なの?と疑うオペラアリア

オペラ「魔笛(Die Zauberflöte)」より夜の女王が歌う「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え(Der Hoelle rache)」です。 

タイトルからして、恐ろしい空気が漂うこの曲は、夜の世界を支配する女王が、愛娘を目の前に怒り狂っている曲です。 

あなたのお母さん、怒っているときはどんな様子でしたか?

金切り声でキーキーと怒ってきたことはなかったですか?

この曲は金切り声でキーキーと怒っているかのように、ものすごい高音で歌われている曲です。

超高音のフレーズは有名で、車のCMに使われていることもありました。

驚くほどの高音のこの曲。ぜひ聞いてみてください。 

 

 

陽気な男のお気楽自己紹介オペラアリア。悩みは切実?!

次もオペラ「魔笛(Die Zauberfloto)」からです。パパゲーノが歌う「おれは鳥刺し(Der Vogelfanger bin ich ja)」 

鳥刺しの男パパゲーノが歌う陽気な自己紹介の歌です。 

パパゲーノは笛を吹いて簡単に鳥を呼びます。鳥を捕まえることは得意ですが、女の子に好かれることは得意ではありません。

鳥を捕まえるように彼女も簡単にできたらいいのに、もし彼女ができたら僕はこんなことをするのに。

と笛を吹きながら妄想に励みます。 

先ほどの怒り狂った曲とは打って変わってお気楽な楽しいアリアをお楽しみください。 

 

 

結婚初夜にその仕打ちはないだろう!愛する夫が嘆くオペラアリア

オペラ「フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)」よりフィガロが歌う「さぁ目を開けろ(Aprite un po’quegli occhi)」 

フィガロは大変気さくで頭の回転も速く口も達者な男性です。

そのフィガロが妻であるスザンナの罠に結婚初夜にひっかかってしまい絶望するアリア。 

嘆きの曲といえば、暗く重苦しいアリアが想像されますが、この曲はフィガロらしく言葉数が多く、フィガロの結婚自体がコミカルなお話なので、この曲もたいへんコミカルなつくりになっていています。

「へそを曲げている旦那さんの曲」のように感じる可愛らしい曲です。

 

 

 

かつての愛はどこに行ってしまったのだろう。夫婦のマンネリのオペラアリア

次もオペラ「フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)」からのアリアです。伯爵夫人が歌う「楽しい思い出はどこへ(Dove sono)」 

伯爵夫人と夫である伯爵は、かつては深く愛し合っていました。

しかし時が経ち現在は伯爵は浮気に大忙し。

でもそんな夫を私は誠実に愛し続ける。

きっとこの誠実な愛がいつか夫を変えるだろうから、と歌う悲しいアリアです。 

内容は同じ女性としてはとてもつらいものですが、音楽はとても豪華で堂々としています。

フィガロの結婚は4時間近くある大作で、たくさんのアリアと重唱が演奏されます。

その多くの曲の中でもひときわ存在感があり、場の空気を一気にもっていくのがこのアリアです。

 

甘酸っぱい青春時代の恋。荒々しい息遣いのオペラアリア

オペラ「フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)」よりケルビーノが歌う「自分が自分で分からない(Non so più cosa son, cosa faccio)」 

ケルビーノは少年です。

しかも「女」が大好きな少年。

身近な女のことはだいたい好きですが、今特に熱をあげているのが「伯爵夫人」。

伯爵夫人のもつ大人の女性の魅力にメロメロです。 

彼女のことを考えていると、自分のことがわからなくなるくらい愛に溺れてしまう。

この世にあるすべてのものにこの愛を語りたい。

木に、草に、空気に。誰も聞いてくれないのなら、一人で語るよ! 

と息を荒げながら歌うアリアです。 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

モーツァルトはとても分かり易い曲のつくりになっているのでクラシック初心者の方も聞きやすく耳馴染みがいいです。 

ぜひ聞いてみてモーツァルトの魅力を堪能してください。 

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