2018年、平成最後のレコード大賞、そして紅白歌合戦が放送されました。
その中でひときわ輝きを放っていたのがMISIAさんです。
歌手生活20周年を迎え、その集大成として迎えた2018年。
その最後を飾るにふさわしい舞台でみせた最高のステージに、全国の視聴者は度肝を抜かれ、また彼らの記憶に深く刻まれたことでしょう。
そんな「歌手MISIA」がどのように現在のスタイルを確立し、歌手としてここまで成長するに至ったのかを、今回取り上げたいと思います!
~ゴスペルとの出会い、そしてデビューへ~
MISIAは長崎県に生まれ、親の仕事の関係で幼少期は対馬で過ごしていました。
地元には教会があり、そこでゴスペルを聴いたことが音楽との出会いだったようです。
幼いころからにブラックミュージックに触れる環境があったようですね。
その後、高校時代に黒人のボイストレーナーについて歌唱指導を受けます。
オーディションなどにも積極的に応募していたようで、すでに高校生の時点で本格的に歌手を目指していたようですね。
しかも、黒人に指導をうけるあたり、すでに彼女のスタイルがブラックミュージックに傾倒していたことがわかります。
その後、1998年にシングル「つつみ込むように…」でデビューを果たします。
この曲は、2018年の紅白歌合戦でサプライズ演奏されたことも記憶に新しいですよね。
彼女の代名詞ともいえるハイトーンボイスで始まるのが印象的な1曲です。
この曲が収録されたアルバム「Mother Father Brother Sister」は250万枚のセールスを記録し、ジャパニーズR&Bの代表として一気に全国区の女性シンガーとなります。
~ドラマ主題歌で一気にスターダムへ バラードの女王の誕生~
MISIAといえばブラックミュージックをベースとした音楽以外に、バラードにも定評があります。
それを印象付けたのが彼女の最大のヒット曲「Everything」です。
この曲はフジテレビ系のドラマ「やまとなでしこ」の主題歌としてタイアップされました。
雪の中で歌うMVが神秘的でとても印象に残りますよね。
この曲は2000年代の女性歌手の楽曲として最も売れたシングルとなりました。
この曲をきっかけにドラマなどで彼女のバラード曲がひんぱんに取り上げられるようになり、バラードの女王と呼ばれるようになります。
ゴスペルやFunkをベースとしたジャパニーズR&Bと、ストリングスを多用したバラードの女王、全く違う世界を行き来する幅広い感性を持ったミュージシャンへと進化します。
それ以外にも、アフリカでのチャリティーイベント、ニューヨークで活躍するジャズミュージシャンとのコラボレーションライブなど、様々な取り組みを行い、常に新たなスタイルを追い求めていきます。
Misiaの”Everything”をピアノソロで弾いてみました。
~歌手生活20周年 たどり着いた新たな境地~
2018年、彼女は歌手デビューから20周年を迎えます。
彼女は20年たった今、「ようやく歌手になれた」と言います。
その真意は彼女自身しかわかりませんが、これまで悩み苦しみながら歌手人生を歩み、常に自分の音楽や歌を追い求めてきたからこそ出た言葉であると思われます。
彼女はその節目となる年に、シングル「アイノカタチ」を発表しました。
この曲は、プロデューサーに元東京事変のベース亀田誠二、そして作詞作曲はGReeeeNが手掛けています。
この曲で彼女は2018年のレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞します。
レコード大賞の舞台で披露された歌声は、まさに歌唱賞を受賞するにふさわしい歌声でした。
普段テレビにはめったに出演しないので、実際に歌う姿を初めて見た人も多いのではないでしょうか?
本当に素晴らしい歌手は、CDの何倍も素晴らしい歌声で歌うんだな。。。と改めで実感したステージでした。
ドラマの主題歌、Misiaの”義母と娘のブルース”をピアノソロで弾いてみました。
まとめ
さて、皆さんいかがでしたか?
MISIAさんの音楽のすばらしさが少しでも伝われば幸いです!
これを機に皆さんもMISIAさんの音楽の世界に触れてみてください!