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ピアノを習っている中学生にオススメの教則本とは !?

ピアノを習っている中学生

ピアノを練習中の皆さんこんにちは

 

今回はピアノを習っている中学生にオススメの教則本をご紹介します! 

始めは基礎の練習が大変だと感じていた方も、中学生ともなると、ある程度基礎も身について来て、 ピアノも上達してきたのではないでしょうか? 

そんな中学生に、更にピアノの上達を図る事の出来る教則本を紹介していきますので、是非これを読んで練習に取り入れて下さいね。

 

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バッハ インヴェンション曲集(シンフォニア含む)

J.S.バッハによるインヴェンション曲集。 

この本の難しい所は、シンプルな譜面なのに緻密に構成されたメロディライン!! 

 

序盤は、ピアノは右手で一声、左手で一声、両手で二声を演奏する曲(インヴェンション)なのですが 更に弾き進めて行くと、更にもう一声加えた三声の曲(シンフォニアといいます)も登場します! 

右手左手でそれぞれのラインを演奏しつつも、両手でもう一声を作り上げるという形になっている事が多いですね。 

 

実を言うと、こんなに難しいのに、楽譜は一見地味で華やかという感じでは無いので、途中で挫折したくなる人も多いこの教則本。 

しかしこの1冊で、それぞれのメロディラインをしっかりと独立させて弾くスキル、三声になってもそれぞれを歌える(歌っているように表現豊かに弾く)スキルが身に付きます!これは確実にこの本無くしては得られないスキルですよ! 

そんな事出来るの?!と思っちゃうかもしれませんが、初めはみんなそうなので安心してくださいね! 

この”インヴェンション”と”シンフォニア”の内容については、また別の記事で詳しく掘り下げて説明したいと考えております。

※普段使う楽譜についてですが、私は生徒さん達には、いつもなるべく、“原典版”を使うことをお勧めしています。

“原典版”とは、この上に紹介している赤いラベルの“ウイーン原典版”,または深緑色の楽譜で“ヘンレ版”のことです。

ツェルニー 40番練習曲 

以前に使用した事がある人も多いであろう、ツェルニーの練習曲集! 

ツェルニー100番や30番を練習した方も多いのでは無いのでしょうか?こちらは更に難易度の上がった40番練習曲となっています! 

40番練習曲では、より粒の揃った細かい指の動き、より速い速度での演奏が求められます。 

楽譜にはびっしり音符がありますが、音楽性よりもスキルアップを重視した1冊になっているので、譜読みは比較的簡単です。1度譜読みを終えたらひたすら練習あるのみ! 

各曲の練習におけるアドバイスやポイントがまとめて載っているので、初めに確認してから練習に取り掛かりましょう。

 

余談ですが、”ツェルニ―の練習曲”ときくと、非常に機械的で退屈…とよくいわれています。

しかしよく考えてみてくださいね。

ツェルニーという作曲家は、あの巨匠ベートーヴェンの弟子でした。

そして、その後、ショパンと共にヨーロッパを一世風靡したフランツ・リストの先生でもありました。

後々、あなたも大きくなるにつれ、どんどん難しい曲をこなしていかなければいけなくなると思いますが、その時に、”あの時にもっとツェルニーの練習曲を徹底的にやっておくべきだった”と後悔のないようにしてください。

ツェルニ―の練習曲をしっかり”やる”と”やらない”のとでは、後々かなりの差がでてきます。

これを先ずしっかりやっておかないと、後々リストの”超絶技巧練習曲“や”パガニーニ練習曲“など弾けません。

なので、ツェルニ―の練習曲は絶対に侮ってはいけません。

それほど重要だということです。

 

ベートーヴェン ピアノソナタ集

 

中学生になったら、長めの大曲にも挑戦していきましょう

ベートーヴェンのソナタはソナタの中では定番中の定番!ソナタ集1・2と分かれている場合がありますが、難易度にはそれほど変わりはありません。(古典派・ロマン派といった時代背景による表現方法の変化などはありますが、ここでは割愛させて頂きます。気になった方は調べてみて下さい。

 ツェルニーなどのスキルアップに特化した曲だけでは、ピアノでの表現が身につきにくく、 

またモチベーションも維持しにくいです。 

ソナタでは、ツェルニーのような高度なスキルに加え、更に幅広い表現も必要になってきます! 

ベートーヴェンのソナタは名曲揃いなので、あなたのお好きな1曲を最初に決めてみるのも良いですよ♪ 

 

また、ソナタのような大曲でどうしてもやってしまいがちなのが、 章ごとの練習量にバラつきが出てしまう事。 

苦手意識を持って部分練習をするのは良い事なのですが、 ずっとそこしか弾かない!というのは避けましょう。 

加えて、ひたすら通し練習だけをやるのもあまりオススメ出来ません。 

各章の苦手な部分を練習し、この日はこの章を練習する!など決めると良いかもしれませんね。

こちらが、先ほど言っていた”ヘンレ版“です。

ベートーヴェン ピアノソナタ集 第1巻↓↓↓↓↓(ヘンレ版)

 

まとめ

中学生におすすめの教則本、いかがでしたでしょうか? 

それぞれスキルアップ・ステップアップに効果的なポイントがありましたが、まとめると 

・インヴェンションは、メロディを独立させるスキル、三声(シンフォニア)を演奏するスキルが身につく 

・ツェルニーは、より速い指の回転や粒の揃った演奏が出来るようになる 

・ソナタは、大曲の練習に慣れ、幅広い表現での演奏も出来るようになる 

といった内容です(*^^*) 

是非練習に取り入れてみて下さい。