ピアノというと、昔は、お金がかかる、場所を選ぶ、というイメージが強かったように思えますが、 最近では電子ピアノが普及するなどしてピアノも随分とっつきやすい楽器になりましたよね。
大人になってからピアノを弾き始めた、もしくはこれから始めてみようと考えている方も多いのでは無いのでしょうか?
今回はそんなピアノ初心者の方々に、初心者でも短期間で劇的に指の鍛錬が上達する方法をご紹介したいと思います!
弾く前に少し待って!練習前の1分で大きく変わるコンディション
ピアノを弾く時、すぐに練習を始めていませんか?
その前に、まずはピアノを弾く準備をしましょう♪
ポイントとしては、
・指や手首のストレッチ
・室内のコンディション(電子ピアノの場合はしなくてOK)
・ピアノを弾く時の姿勢
の3つの点を意識して準備をしていきましょう!
指のストレッチは、指全体を反対の手で後ろに伸ばす、同様に1本1本伸ばす、指と指の間を開かせて伸ばします。
手首は軽く回し、振っておきましょう。
室内のコンディションは、湿度が高い場合にエアコンで湿度を調節するなどしましょう。
一般に家庭で弾かれる事の多いアップライトピアノは、湿度が高いと鍵盤が弾いた後戻らなかったり音がこもったりしてしまいます。
汗や乾燥で弾きづらい場合は、霧吹きの水で手を軽く湿らせてあげると良いですよ♪
ピアノを弾く時の姿勢に関しては、主にイスの高さ、鍵盤との距離感、指の置き方を意識します。ペダルがしっかりと踏み込め、もう片方の足はしっかりと地面に踏ん張れる高さになっていますか?
また、鍵盤との距離は近すぎると思うように腕が動かず疲れやすくなりますし、硬い演奏になってしまいます。
個人の好みで左右するとは思いますが、鍵盤に手を置いたとき脇の下にある程度スペースがあるくらいの距離感にしましょう。
指の置き方は、指を少し曲げると良いです。(曲げ過ぎはダメです!)
よく言われるのが、「卵1つ分のスペースを作る」ですね。
少し丸めた状態で、演奏中も指の第1関節が反らないように意識しましょう!
ピアノを弾けるように指を鍛えよう
実はピアノを弾くには指をかなり鍛える必要があります。
確かに音は押すだけで鳴りますが、しっかりとした音を出したり、素早く音を出したりするには指の力が必要なんですね。
指の力をつける事で、ピアノの音をより幅広く表現できるようになったり、素早く動かせるようになったり、また疲れ知らずな指になります(*^^*)
指を実際に鍛えるには、まず「HANON」というピアノ教本を買いましょう。
これを日々ひたすら弾くだけで確実にあなたのピアノスキルはメキメキ上達します!
HANONは、1冊の中に指の鍛錬の為のありとあらゆる音階を載せています。
一般的な楽譜とは違い、譜面自体はとても簡単なので、初心者でも簡単に練習を始めることが出来ますよ♪
1,2,3…と簡単な短いフレーズが並んでいるので、まずは順番に練習していきましょう。最初はゆっくりのペースでかまいません。
慣れたらより強く、より早く弾いてみましょう。
最初はスムーズに弾けなくても、日々の練習で必ず指が動くようになり、疲れなくなってきます。
そして少し余裕がでてきたら、その譜面に書かれているものを、”リズム”を変えて練習してみると
また新たな発見があります。
スタッカート(音を短めに切ったり)や、音型のリズムを付点にしたり、また例えば、3連音符などでは、まずは最初の音にアクセント(その音だけを強く弾く)をつけて、それが出来れば、次は3連音符の真ん中の音、つまり第二番目の音にアクセント、そのあとは、第3番目の音に….とアクセントの位置を変えての練習は特に効果的です。
この時に一番注意そして、集中してほしいことは、鍵盤をしっかり、深く打鍵できているか、自分で感じ取ることができるかです。
HANONはピアノ歴の長い人も、あるいはプロの人達でさえも、常に使い続けている最強の1冊です。
指の鍛錬無くしてピアノは上達しません!
まとめ
ピアノは、小さい頃から始めようが大人になって始めようが、いつでも遅いという事は決してありません。
これらの2つをまずは1ヵ月から3か月続けてみてください。
始めは出来なかった事が確実に出来るようになっていると思います。
そして日々の上達を実感し、ピアノは楽しい!と思っていただけると嬉しいです。
あなたにとってピアノが日常の一つに、人生の一つになりますように…